「あったかハート 」と 「ほっとするお部屋」

 

こんにちは。滋賀堅田のヨガスタジオAKULU(アクル)のYukakoです。

スタジオをはじめて4年目に入り、ふと思い出したことがあるので書いてみます。

 

わたしがAKULUヨガスタジオをはじめるときに

ここでなにを伝えたいのか、

仕事を通してどんな自己表現をしていきたいのか、

それでどう社会に役立ちたいのか、、を当時の自分なりに考えました。

そこで出てきたいろんな思いをコンセプトに表し、スタジオ名をAKULU(明 あくる)としました。AKULUの意味についても改めて書きたいと思いますが、最近わたしのクラスではお伝えしていますのでまた良かったら聞きにきてくださいね。

今日はその原点になっている2つについて書きたいと思います。

それは

「あったかハート 」 と「 ほっとするお部屋」 です。

 

わたしはスタジオをはじめる前に約10年間、学校や塾といった教育関係の仕事をしてきました。

教育の世界に興味を持ったのは、大学の教育実習がきっかけでした。体を動かすことが好きで教育学部の体育科に入りました。先生になるつもりは全くありませんでしたが、実習先の小学校で指導教官から、「勉強を教える技術を見るより、子どもたちのキラッとする表情、変わる瞬間、成長の瞬間をいかに見とることができるかを大切に過ごしてほしい」と言われたことから教育の世界に興味を持ったのでした。このことが一番根っこにはあると思います。関わる対象が大人になってからでもそうです。

関わる相手の変わる瞬間、気づきの瞬間に立ち会えるのはとても幸せだなと、昔も今現在も思います。

そういう幸せな瞬間を関わる相手と過ごすには、上にあげた、2つ「あったかハート」と「ほっとするお部屋」がとても大切になっていると思います。

初めて勤務した小学校では、思いやりの心とか、愛とか、説明すると難しいことを低学年担任のある先生は「あったかハート」と教えていました。このときあったかハートとともに印象に残っているのが、国語の教科書に載っていた「ずーっとずっとだいすきだよ」という本。

あったかいハート。

あい。あいしている ということ。

愛とか思いやりって難しいけど、胸が、こころがあったかくなることなら体感でわかる。

どんな子にも伝わるすごい言葉だなあと印象に残っています。当時、仕事のハードさと職員室内での人間関係に疲れていたこともあって、「あったかハート」という言葉も、その心で接してくれる子どもたちも、わたしを支えてくれました。

今後先生を続けても、続けなくても、自分なりのあったかハートを持って仕事をしようと決めたことを覚えています。

 

 

次に働いた学校では初めて担任を持ち、自閉症や知的な遅れがある子、家庭が複雑ですぐ暴力を振るう子など、支援をより必要とする子たちが担任する40人学級の中に何人も在籍していました。想像を絶する大変さで、1学期は荒れに荒れ、体力的にも精神的にもハードで3か月でわたしの体重は7〜8キロ落ちたのでした;;

夏休み中に何とかいい方法を見つけたいと、いろんな方に相談して最終的に形になったのが「ほっとするお部屋」でした。

40人がぎゅうぎゅうに座っている狭い教室でしたが、その中に1人になることができるスペースを作りました。泣きたいとき、怒りたいとき、周りが気になって心が乱れるとき、、そんなときにほっとできるスペースを作りました。1人になりたいけど、完全に別室も心細い。みんなの気配はありつつ、1人になれる場所。授業にも参加できる場所。

結論をいうと、そこが使われたのは数えるだけでしたが、ほっとするお部屋を作ってから不思議とみんなが落ちつき、まとまりのあるクラスになりました。

相談にのってもらっていた先生からは「どんな自分でも大切にされるということがこどもたちに伝わったのだと思うよ」と言ってもらえてすごく涙が出たのを覚えています。

大人だって、ほっとするお部屋がほしい。誰にだって落ち込むときも、どうしようもないくらい怒れるときもある。そんなときに、誰かに「どんな状態になってもいいよ。ほっとできるまで待ってるよ。」そう言ってもらいたいよなぁ。こういう空間あるといいよなあ。と思っていました。

障害があってパニックになる子もいる、不安定さ寂しさ満たされなさから暴力をふるってしまう子もいる、、小学校低学年の子たちに「みんないろんな状態になってしまう、得意なこと、不得意なこともある、助け合ってすごしていこう」といつも言葉では伝えていたけど、納得いかないこともたくさんあったし理解できない場面もたくさんあったと思います。でも、ほっとするお部屋という形で教室、環境、空間が変わったことで伝わった部分もあったのかもしれないなと思います。

 

AKULUをつくるまではすっかり忘れていたのですが、

コンセプトを考えたときに思い出したのです。

 

わたしはAKULUで何が提供できるのか?を考えたときに、この10年自分の信念というか、心にはいつもこの2つが根底にあった、2つを持っていたいと思っていたんだと自覚しました。はじめの数年は意識していたけど、いつの間にか自然に、自分の一部になっていたこと。

 

わたしはこ2つを一番大切にやってきたけど、ここで意識にのぼってきたということは、もう一度確認しなさい、自覚しなおしてやっていきなさいということだろうと思います。

AKULUでそれが全ての生徒さんに対して実現できているかわかりません。
でもこの3年で多くの生徒さんに、「ここにくるとほっとする」と言っていただけたことはこれ以上ない褒め言葉で励みになってきました。

愛 あい は難しいけど、みんながあたたかい気持ちになれるように。

そこをベースにこれからもスタジオをしていきたいと思います。

 

 

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