三角のポーズ(ウッティタトリコーナアーサナ)

 

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肉体:太もも、膝、足首の強化とストレッチ。股関節のゆがみを整える。腰、鼠蹊部、ハムストリングとふくらはぎ、肩、胸、背骨のストレッチ。ウエストの引き締め。腰痛の緩和。腹部組織の活性化。消化機能改善。更年期障害の症状緩和。

脚を強化し、腰の可動性を高めるポーズ。上体が伸び、胸が開いて深い呼吸ができるようになる。

精神:ストレス解消。深い呼吸ができるようになることによって全身に活力を与え、元気にしてくれる。

エネルギー:1,4チャクラの活性

 

1.山のポーズからはじめます。

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山のポーズからはじめます。右足を後ろに大きく引き、右側に体を向けます。右つま先の向きをくるっと真後ろに回転させ、左つま先は少し内側に入れます。

右脚のもも、膝、足を全て外側(山のポーズを正面とすると真後ろ)に直角に開きます。左足は15度ほど内側に向けます。

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ポイント

骨盤を無理に正面に向けようとすると、股関節を痛めることもあるので、痛む場合は無理せず、やや右側に向いていてもOK

 
 
2.両腕を肩の高さまであげます。
手のひらを下に向けたまま、両腕を肩の高さまで上げます。
 
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息を吸いながら、背筋を長く、頭頂まで伸ばします。胸も開いて両手の先をめいいっぱい広げます。
 
 
 
3.上体を右方向へスライドさせます。

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息を吐きながら上体を右方向へ傾けていきます。右手で遠くのものを取るように右腕を真横に伸ばして、上体をスライドさせるように倒していきます。

右手を右脚に沿って楽に下せるところまで下します。必要があればブロックを使います。

柔軟性が高い人は、すねの外側から床に手のひらをつきます。無理をせず、気持ちよく呼吸ができるところに手をつきます。

ポイント

伝統的なスタイルでは、上体を倒すことにポイントが置かれますが、呼吸と動作を調和させるスタイルのヨガは上体を伸ばすことを重視しています。後ろに壁があるつもりでポーズをとることで、臀部が後ろに突き出ることなく、腰周りを伸ばすことができます。上体を倒すことばかりを意識すると、腰周りの伸びを得られないので、人と比べたり無理をせず、自分にとって快適な場所を探しましょう。

 
 
4.右手をついたら、左手は天井方向へ伸ばします。

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右手を脚、または床についたら、右の腰から上をなるべく持ち上げます。脇腹を伸ばして背筋と胸の線が水平方向へ伸びるようにします。この背筋と胸の線が三角形の上の辺を形づくることになります。

左手を天井方向へ伸ばし、目線は左手に向けます。

へそを上に向けるつもりで、胸を開きます。

ポイント

背中側は1つの面に収まるように、背面に壁があることをイメージします。腰は前に押し出すように、特に後ろに下がりやすい右脚付け根を前に出すようにします。後頭部、肩、臀部がすべて壁に押し付けられているのをイメージしましょう。

ポイント2

目線を上にもってくるのが難しい場合(首が痛い場合)は正面または床に向けましょう。

 

 

5.ポーズを解くときは息を吸いながら上体を起こします。そして反対側へ。

ポーズを解くときは息を吸いながら上体を起こします。

そして反対側も同様に、つま先の向きを入れ替え行います。

ポイント

もっとやさしくポーズを取りたいときには

膝や脚裏がのびすぎてつらい場合:右膝をのばさず、軽く曲げる。右手はもも、膝あたりにつく。

左手を上にあげるのがつらい場合:左手の甲を仙骨にあてる。左肩を後ろに回すように腰を上に向けて開きます。臀部はたくしこむ。

 

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